「もみじのような手」の秘密|紅葉狩りシーズンに話したい、手と葉っぱの雑学
10月に入り、各地から紅葉の便りが届き始める季節になりました。赤ちゃんの小さな手を「もみじのような手」とたとえるように、日本では昔から手と葉っぱを重ねて見てきました。実は、紅葉の名前そのものにも「手」が隠れています。本記事では、紅葉狩りシーズンに話したくなる、手と葉っぱにまつわる雑学を集めました。お出かけの道中の話題にどうぞ。
「もみじのような手」とは
まずはおなじみの表現から。
- 赤ちゃんや小さな子どもの、小さくてふっくらした手をたとえる言葉
- 5本の指をぱっと開いた形が、もみじの葉の切れこみに似ていることから
- 赤みがかった色合いも、紅葉した葉を思わせるとされる
- 子どもの手の話題は「子どもの手相」もどうぞ
「もみじ」の語源
「もみじ」という言葉には色を出すという意味が隠れています。
- 昔は、紅花などを揉んで色を出すことを「揉み出づ(もみいづ)」と言った
- 葉が赤や黄に色づくことを「もみつ」と言うようになったとされる
- 色づいた葉そのものを「もみち」と呼び、やがて「もみじ」になったという説が有力
- もともとは特定の木の名前ではなく、色づいた葉全体を指す言葉だったと言われます
カエデは「蛙の手」だった
ここが今回いちばんの手の雑学です。
- カエデ(楓)の名前は、葉の形が蛙の手に似ていることから「かえるで(蛙手)」と呼ばれ、それが変化したという説がある
- 人の手ではなく「蛙の手」というのがおもしろいところ
- つまり、もみじの葉は人からも蛙からも「手」に見えていたわけです
- 動物の手の話題は「動物の手のひら」で
モミジとカエデはどう違う?
よく聞かれる疑問にも触れておきましょう。
- 植物の分類では、どちらも同じカエデのなかまとされる
- 一般には、切れこみが深く手のひらのように開くものを「モミジ」と呼ぶことが多い
- 盆栽や園芸の世界では、呼び分けにこだわる人もいる
- カナダの国旗に描かれているのもカエデ(サトウカエデ)の葉。世界でも親しまれている形です
- 紅葉狩りで葉を拾ったら、指の数(切れこみの数)を数えてみると楽しいですよ
紅葉狩りの「狩り」の意味
葉っぱを狩るとはどういうこと?
- 「狩り」はもともと獣をとらえる意味だった
- やがて果物を採ることや、草花を探して眺めることにも使われるようになったとされる
- 平安時代の貴族は、紅葉した枝を手に取って楽しんだという説もある
- ぶどう狩り、いちご狩りと同じく「探して楽しむ」ニュアンスと考えるとわかりやすい
葉脈と手相の線
葉っぱのすじ(葉脈)を見ると、手相を思い出す人もいるかもしれません。
- 葉脈は、水や養分の通り道として葉の中に張りめぐらされている
- 手のひらの線は、手を曲げたり握ったりする動きと関係してできるとも言われる
- でき方はまったく違うのに、どちらも「一枚ずつ違う模様」になるのがおもしろいところ
- 手のひらの線のでき方の雑学は「手の進化の雑学」で紹介しています
紅葉狩りで楽しむ手のひら遊び
お出かけ先で親子や友達と楽しめる遊びです。
- 拾ったもみじの葉と、自分の手を並べて写真を撮る
- 葉の大きさと手の大きさを比べて「何歳の手と同じ?」と当てっこする
- 葉脈と手のひらの線を見比べて、似ている線を探す
- いちばん「手のひらっぽい」葉を見つけた人が勝ち、という葉っぱ探しゲームも盛り上がります
- 手の大きさの雑学は「手の大きさ」もどうぞ
もみじの手形アート
秋の工作の定番もご紹介します。
- 子どもの手に赤やオレンジの絵の具をつけて紙に押し、もみじに見立てる
- 毎年同じ時期に押すと、成長の記録になる。日付と身長も書きこむと、見返すのが楽しみになります
- おじいちゃん・おばあちゃんの大きな手形と並べて押すと、家族のもみじの木ができあがる
- 手形の線をよく見ると、小さな手にもちゃんと手相の線があることに気づくはず
- 絵の具は肌にやさしいものを選び、終わったらすぐ洗い流す
- 家族で手を見比べる遊びは「家族の手相コミュニケーション」も参考に
秋の手のお手入れも忘れずに
紅葉の季節は、空気が乾き始める季節でもあります。
- 朝晩の冷えこみで、手が乾燥しやすくなる
- 外出後はハンドクリームで保湿を
- 手を温めると血色も良くなり、手相の線も見やすくなると言われる
- 秋のハンドケアは「秋の手相ケア」でまとめています
まとめ
赤ちゃんの手を「もみじのような手」と呼び、カエデの名前は「蛙の手」から来たとも言われる——日本では昔から、手と葉っぱが重ねて見られてきました。紅葉狩りに出かけたら、拾った葉と自分の手を並べてみてください。いつもの秋が、少しだけ楽しくなるはずです。
※本記事はエンタメ目的の参考情報です。語源には諸説あります。